
ガスハイドレート生成装置
Gas Hydrate Formation / Dissociation Rate Measurement System
ガスハイドレート生成(分解速度測定)装置は、CO2・メタン・エタンによるハイドレートの生成と分解速度を測定する装置です。株式会社AKICOは設計圧力15MPa・設計温度マイナス30〜プラス50℃の範囲で、ガス供給容量300/500/1,000mLの3型式を設計・製作します。ステッピングモータ制御による精密なガス供給装置を備えます。
- 15MPa設計圧力
- -30〜+50℃設計温度
- 3型式GHE-300/500/1000
概要
ガスハイドレートは、水素結合体である水分子のカゴ型構造の中に他の物質分子が閉じ込められた包接化合物で、低温・高圧下で生成されます。代表的なものにメタン(CH4)や二酸化炭素(CO2)があります。メタンハイドレートは日本近海の海底に大量に埋蔵されており、燃える氷と呼ばれ、地球温暖化対策に有効なクリーンエネルギーとして期待されています。メタンは主な大気汚染物質の成分である硫黄をまったく含まず、燃焼すると二酸化炭素と水しか出ません。燃焼時の二酸化炭素排出量は石炭や石油のおよそ半分です。AKICOは高圧技術を応用した各種付帯装置の設計・製作を行っています。ステッピングモータ制御による精密なガス供給装置や、マグネット式ノンシール撹拌機はその一例です。
主な仕様
| 型式 | GHE-300/GHE-500/GHE-1000 |
|---|---|
| ガス供給容量 | 300mL/500mL/1,000mL |
| 設計圧力 | 15MPa |
| 設計温度 | -30 〜 +50℃ |
| 接ガス材質 | SUS316 |
| 生成ガス | CO2、CH4(メタン)、C2H6(エタン) |
| ガス供給装置 | 高圧ピストンによるガス供給(ステッピングモータ圧力制御) |
| 生成容器撹拌 | マグネット式ノンシール撹拌機 |
| 冷却装置 | 恒温槽またはジャケット(手動または電動 上下装置付) |
| 適用法規 | 高圧ガス保安法 |
納入・実装例
ガスハイドレート生成装置の実際の納入例です。いずれもお客様の実験条件に合わせた個別設計で製作しました。

観察窓付ハイドレート生成装置(ジャケット冷却式)
生成容器をジャケットで冷却する方式です。観察窓からハイドレートの生成状況を目視できます。マグネット式ノンシール撹拌機により、撹拌軸からの漏えいがありません。

観察窓付ハイドレート生成装置(恒温槽冷却式)
生成容器を恒温槽に沈めて冷却する方式です。手動または電動の上下装置により、容器の出し入れが容易です。

観察窓付ハイドレート生成分解速度測定装置(恒温槽冷却式)
生成に加えて分解速度の測定を行う構成です。高圧ピストンによるガス供給をステッピングモータで圧力制御し、精密な供給量管理を行います。
AKICO 共通の対応範囲
以下は機種によらず共通の対応範囲です。上の「主な仕様」がこの装置固有の数値、こちらが当社としての対応範囲です。
| 対応流体 | 水(H2O)、二酸化炭素(CO2)、ジメチルエーテル(DME)、窒素、アルゴン、水素、有機溶媒、スラリー、その他。可燃性ガス・毒性ガスにも対応(防爆設計) |
|---|---|
| 接液材質 | SUS304/SUS316、ハステロイ各種、Ni合金、チタン合金、インコネル、ジルコニア・先進セラミックスの組込み、その他合金 |
| 操作方式 | バッチ式・流通式(連続式)のいずれにも対応。装置形式はオートクレーブ式・カラム式・コイル式 |
| 撹拌方式 | マグネット式ノンシール撹拌(直結型・ベルト駆動型)、循環ポンプ、振盪、マグネチックスターラー。羽根はパドル・タービン・イカリ・リボン・ウズ巻カサ型ほか |
| 伝熱・熱源 | 胴密着ヒータ、電気炉、ブロックヒータ、防爆ヒータ、スチームジャケット、加熱コイル、流体加熱、空気加熱、温水加熱/電気・熱媒・蒸気・温水 |
| 適用法規 | 簡易容器、小型圧力容器、第一種圧力容器、第二種圧力容器、高圧ガス保安法、ボイラー。どの区分に該当するかの判断からご相談いただけます |
| 検査・立会 | 全装置に対する構造健全性の計算と耐圧容器の安全計算を実施。高圧ガス保安法のガス設備検査受験に対応。繰返し荷重・高温・腐食環境下での性能を検証したうえで納入します |
| カスタマイズ | 全機種で対応。標準品の改造、既存装置への追加、架台・制御盤・配管・据付まで一括対応可。掲載外の装置もオーダーメイドで製作します |
| 対応範囲 | 基本計画 → 打合せ → 見積 → 設計・製作 → 組立・調整運転 → 検査 → 納品・据付。すべて東京都大田区の自社拠点で行います |
よくある質問
流体・温度・圧力・容量が決まっていなくても相談できますか?
できます。AKICOは標準機の販売ではなく個別設計が前提のため、「何をどう試したいか」の段階からご相談を受けています。適用法規の区分確認も、仕様が固まる前の打ち合わせ段階で行います。
接液部の材質は選べますか?
選べます。SUS304/SUS316、ハステロイ各種、Ni合金、チタン合金、その他の合金に対応します。耐食性・コスト・重量のバランスからご提案します。
高圧ガス保安法や圧力容器の法規対応はしてもらえますか?
対応します。簡易容器、小型圧力容器、第一種圧力容器、第二種圧力容器、高圧ガス保安法、ボイラーの各区分に対応した設計・製作を行っています。どの区分に該当するかの判断からご相談ください。
購入前に実機で試験できますか?
できます。PoCサービスとして、AKICO工場の実機を有料でレンタルし、購入前のデモ試験や受託試験を行えます。CO2超臨界流体実験装置(500mL・40MPa・150℃)、オートクレーブ AC-300A(300mL・40MPa・400℃)、超臨界乳化装置 SFW-E40S(40MPa・450℃・毎時1〜3L)が利用できます。
納入までどれくらいかかりますか?
仕様と規模によります。お問い合わせ → お打ち合わせ → お見積り → ご発注 → 設計・製作 → 組立・調整運転 → 納品・据付、の流れで進めます。据付・現地試運転まで当社が担当します。
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流体・温度・圧力・容量が未確定の段階でもご相談いただけます。AKICO は標準機の販売ではなく個別設計が前提のため、「何をどう試したいか」の段階から承っています。
メールボタンを押すと、ガスハイドレート生成装置の設計範囲を書き添えた下書きが開きます。空欄は「未定」のままで構いません。
お電話でも承ります TEL 03-3735-8888(平日 9:00〜17:00) / info@akico.com