製品案内
- 可視窓付き高圧セル MAC-100W
- ミニオートクレーブ MAC-75A・100A
- ポータブルガスブースター PGB-40
- チューブリアクターヒーターユニット TRA-SHU
- チューブリアクターヒーターユニット TRA-FHU
- チューブリアクター TRA-xxx
- ⾼温⾼圧反応試験装置
- 超臨界晶析試験装置
- 可視窓付高圧セル
- 超臨界流体溶解度測定装置
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- 水熱合成/分解装置
- 逆浸透膜装置
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- ガスハイドレート生成(分解速度測定)装置
- チューブリアクター
- 超臨界(水/CO2)試験装置
- その他の化学装置
- 装置構成必需品
逆浸透膜装置
Reverse Osmosis Filtration System
海水の淡水化、溶液の濃縮・分離など
多様な分野に応用
概要
膜分離技術は、逆浸透法・限外濾過法・透析法の3つに大別されます。海水の淡水化、溶液の濃縮・分離など、多様な分野に応用されます。
原理図①の通り、半透膜で仕切られた容器に、濃厚溶液と希薄溶液を入れると、希薄溶液の溶媒が濃厚溶液側へ移動します。この移動は平衡になるまで続き、その際の両液の静水圧差が浸透圧です。(浸透の原理)
原理図②の通り、濃厚溶液側に浸透圧以上の圧力を加えると、濃厚溶液の溶媒が希薄溶液側へ移動します。
逆浸透法は、半透膜を介する溶液の加圧濾過によって、溶媒と溶質に分離するものです。
逆浸透膜は連続で実験を行うと透過速度が減少するため、溶媒の移動量が低下します。 この原因としては、①膜の圧密化、②膜表面に懸濁物質が沈殿、③膜の加水分解、④膜と有機物との結合⑤微生物繁殖、などが挙げられます。透過速度の減少を抑えるには、膜表面近傍の撹拌が欠かせません。
スターラ撹拌、ノンシール撹拌による撹拌方式を選択できます。
原理図 ①(浸透)
原理図 ②(逆浸透)
型式 | バッチ式・連続式 |
---|---|
スターラ撹拌・ノンシール撹拌 | |
容器容量 | 100 ~ 300 mℓ |
設計圧力 | MAX. 15MPa |
設計温度 | MAX. 60℃ |
接液材質 | SUS304/SUS316 |
昇圧方式 | バッチ式:N2ガスによる |
連続式:ポンプによる | |
昇温方式 | ジャケット・温水恒温槽 など |
原理図 ②(逆浸透)
活用・応用事例
食品工業 | コーヒー・ジュース・ジャム 牛乳等の香気を保存した濃縮 |
---|---|
医学 製薬工業 |
人工腎臓・ウィルス・バクテリア ワクチン・ビタミン等の分離 |
無機化学工業 | 海水・かん水・河口水の淡水化 硬水の軟水化、重金属の回収 |
有機化学工業 | 有機物と無機物の分離 有機溶液からの溶媒回収 |
その他 | 廃液処理(メッキ・パルプ等) 下水・放射性廃液の処理 各種廃液からの有用物質回収 |
バッチ式・ボンベ昇圧・スターラ撹拌
連続式・ポンプ昇圧・スターラ撹拌①
連続式・ポンプ昇圧・スターラ撹拌②
連続式・ポンプ昇圧
ホロファイバーモジュール①
連続式・ポンプ昇圧
ホロファイバーモジュール②
連続式・ポンプ昇圧
ホロファイバーモジュール③ 海水の淡水化
連続式・ポンプ昇圧
ホロファイバーモジュール④ 海水の淡水化